ドラムガレージについて

2024年05月26日 00:14

シン・店長。清水です

はじめまして。
この度、瀬楽DRUM GARAGEの店長に就任いたしました、清水規夫と申します。
え?何があったん?田名瀬さんは?え?APOLLOは?てか、お前誰や?
というお問い合わせが非常ぉ~~~~に多いので、話せる部分をお話ししておこうかと思います。
別に話せない部分に闇が隠れていることはありませんが、つまりは個人的なことなどで。

まずは自己紹介ですかね。
1981年 京都府生まれ
中学生からドラムの魅力に憑りつかれ、23歳の時に憧れていたドラムショップ『GATEWAY京都店』にアルバイトに入ったのがこの業界に入るきっかけです。27歳で独立。2008年ドラム専門店として、機材の販売、ドラム、パーカッションスクール、レンタルスタジオ『Drum shop APOLLO』を開業。なんや色々あって、店舗販売から撤退し、自宅兼工房で販売と修理、ドラムテックなども請け負う自称ドラムの専門家として現在に至ります。
修理やメンテナンス、改造など、機材の扱い方のスペシャリストとは思っています。

昨年末、田名瀬さんから電話があり、これまた諸事情により退職する旨を伝えられドラムガレージも移転すると。。
新たに店長となり自分の意志を継いでくれる人間を探したが、
『こんなんできるん、清水くんしかおらんと思うねん』
という甘く怪しい口説きにまんまと引っ掛かり、堀江にあった瀬楽ドラムガレージに話を伺いに。。
一瀬社長の『これは僕の打楽器に対する恩返しなんです』という言葉に震えつつもドラムガレージの販売スタイルは僕のとさほど遠くはなかったので、自分の強みや経験、技術が大きな店で試せるのかな、、と、まぁ何たらの舞台から飛び降りる覚悟で清水が店長になる。という話です。

私の思うドラムショップとは、総合楽器店とは異なり、取り扱う機材に特化するだけでなく、できる限りすべてのサポートができるものであるとこが大前提やと思っています。
専門的な機材知識、リサーチと経験によって得られる機材への評価評論。修理やメンテナンスを行う技術を習得、研究していく。
接客に関しての持論では、私個人アルバイトとはいえ専門店に入った経験からお客様は『こいつは詳しい』のが当たり前として来店されます。もちろん、知らんがなこんな機材、、というのは多くありました。毎日毎日店頭に立ち、ん百人、ン千人?というドラマー、打楽器奏者と接するうちに得られた経験は、そこら辺のドラム詳しいおじさんとはレベルが違うと自負しています(笑) でもまたそんな偉そうにいうような人間にならないようにも大抵のことは忘れるくらい日々頭ををリセットして謙虚な姿勢で接客するのを心がけております。ほんまに。
そして今もなお解脱に至らぬまま、今回は瀬楽ドラムガレージの店長という大役も務めることになり、スタッフを育成するのも今後の仕事なんだなと、

昨今、いやもう10年15年くらいは、なんでもネットで済ませる時代です。
便利な世の中ではあります。今もこうやって手作り感あふれるHPでブログを書いてるくらいですから。。
それに伴い、小売り店での対面販売なるものは陰りの一途をたどっており、もはや絶滅危惧種的存在ともいえるでしょう。店舗での試奏といってもショールーム的な扱いで、スペックさえ分かっていれば一番安い店を検索してその場で決済、ポイント付与でリピート確定。
そんな世の中にこんな規模拡大で移転するなど、常軌を逸しているとしか思えませんが、これは非常に大きな転換を思わせるなと。

我々が扱うのは楽器です。
音が最も重要です。
 その音はネットでもサンプルが聞けるでしょう。
見た目も重要です。
 画像も綺麗に撮影されたのが見れるでしょう。
でもその楽器自体を触って体験することは絶対にできません。
誰が何と言おうと。
空気が震えることで音が伝わるので、耳だけでなく体でも聞いていると僕は考えます。

その体験ができる場所がこの瀬楽ドラムガレージなんだと。

友達と行ってあれでもないこれでもないと癖強めの店員さんと悶着したり
何!この楽器!!と驚いたり
試奏してる人がとんでもないプレイを見せたり
店長に買わされたぁ~笑 とか

原点回帰のようにも思えますがもちろん新しく誰もが
『こんな店あったらいいのになぁ』
を形にすべく人生をかけた挑戦をしてみようと思います。

楽器屋を支えるのは店長、バイト、経営者の力だけではありません。

瀬楽ドラムガレージの全てはここを頼りにしてくださるお客様があってのこと。
どうか今後とも何卒よろしくお願いいたします♪

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